時期読み ホロスコープ・スプレッド
時期読みに特化したスプレッドです。
タロット占いの最大の弱点である「時期」をある程度予測できるので、覚えておきたいスプレッドです。
西洋占星術のホロスコープを模したホロスコープ・スプレッドに「ハウス法」と「時期法」があり、その「時期法」にあたります。
12の事柄に分けて行う「ハウス法」は西洋占星術の知識も必要となるので、まずは「時期法」から覚えましょう。
展開方法
丸く並べるのは難しいので、ひし形をイメージして下さい。
ひし形の角がそれぞれ「①④⑦⑩」と覚えるとやりやすいです。
伏せて置いてある6枚はボトムカードです。
ボトムカードについてや、カードをめくる時の注意点は下記の記事に記載してあるので参考にして下さい。
各カードの意味
①から⑫
「1月から12月」「1ヶ月目から12ヶ月目」など、時期を12分割しています
- いつくらいに物事が動き出すのか
- いつ頃に結果が出るのか
- いつ頃から行動したら良いのか
⑬ 総合カード
質問に対して時系列を総合的に判断したものです。
リーディングのポイント
①から⑫の12枚のカード
- 基本的に「正位置」「逆位置」で判断して、正位置を「吉」とします
- 正位置が複数ある場合は「大アルカナカード」がより強い意味を持ちます
- 「いつ○○するのが良いですか?」というような質問には、逆位置を裏返して、正位置の中でその問題に適したカードを読みます
⑬ 総合カード
質問に対して大まかに、良い方向へ進むのか、乗り越える問題が多いのかを判断します。
質問に対しての結果でありキーカードでもあります。
時期読みを使いこなす
カスタマイズ可能
ヘキサグラム・スプレッドやケルト十字・スプレッドに比べて枚数はありますが、とてもシンプルです。
だからこそ多様なカスタマイズも可能になります。
- 例1
1ヶ月ごとではなく、1週間ごと、1日ごとにする。 - 例2
半年だけリーディングする。
13枚目の⑬総合カードは必ず必要です。よって、①から⑥と⑬は通常通り。残り6枚(⑦から⑫)は伏せた状態で置きます。
他にも自分なりのカスタマイズをしてみて下さい。
活用方法
- 誕生日、新年、立春、など何かの節目で「全体的な運勢」として
- 1年間の恋愛運、1年間の仕事運、などテーマを絞る
- 引っ越しするならいつがいいのか?など行動するタイミング
アレンジバージョン「運命の人は?」
筆者が対面鑑定をしていた時に好評だったのが、「彼氏候補はいつ現れる?」という時期読み ホロスコープ・スプレッドのアレンジバージョンでした。
素敵な人、騙す目的の人、チャラそうな人、真面目そうな人。
良い人と出会うチャンスは逃さないように。危なそうな人なら注意をするように。
友達同士だと「あの人かな?この人かな?」「出会いが多い、少ない」とかなり盛り上がるスプレッドでした。
方法は、
逆位置のカードは裏返して、正位置のカードのみをリーディングします。
この時点で出会いが多い、少ないを判断します。
そして、「愚者」だったらフリーターとか芸術肌な人。「魔術師」だったら話術が得意な人とか営業マン。など。カードがどんな人を表しているのかをお話しします。
最後は総合的にどうなのか、ポイントやアドバイスをします。
カード1枚1枚を丁寧にリーディングするのでタロット初心者の人にはとても良い勉強にもなるのではないでしょうか。
よろしかったら是非、試してみて下さい。