ヘキサグラム・スプレッド
7枚のカードで展開するポピュラーなスプレッドです。
ケルト十字・スプレッドと共に世に知られた展開方法であり、汎用性が高くとても使いやすいスプレッドです。
展開方法
伏せて置いてある6枚はボトムカードです。
ボトムカードについてや、カードをめくる時の注意点は下記の記事に記載してあるので参考にして下さい。
各カードの意味
ヘキサグラム・スプレッドは、男性原理を表す△と、女性原理を表す▽を組み合わせたヘキサグラムを表しています。
- 過去
- 現在
- 未来
- 対策・キーワード
- 質問者に対する、相手・周囲・環境
- 質問者自身
- 結果
- ①から③は時間的推移の動的ライン
- ④から⑥は私と〇〇というような対象物の静的ライン
- 最後⑦は総括
このように大きく分けると、3つのブロックに分けられます。
リーディングの流れ
男性原理の動的ライン△の①から③は、過去・現在・未来と見える状況を表します。
女性原理の静的ライン▽の④から⑥は、問題点や解決策など内面的、精神的な見えない状況を表します。
最終カードの⑦は動的ラインと静的ラインが交差する共通項の部分。
よって、リーディングする時も
- ①、②、③を解釈
- ④、⑤、⑥を解釈
- 最後⑦で結論
と3つのブロックを意識しながら進めるとリーディングしやすいです。
リーディングのポイント
①過去、②現在、③未来
「①過去、②現在、③未来」のリーディングはスリーカード・スプレッドのニュアンスと同じです。
「③未来」と「⑦結果」の違い
「③未来」と「⑦結果」はリーディングする時に混同しがちです。
結論を簡単に言うと「③未来は」時間経過の「近い未来」であって質問の答えではありません。
③未来は、②現在の立ち位置からの時間経過でどのように変化するのかということです。
①過去、②現在、③未来、はあくまで②現在を起点とした時間経過を表しているのにすぎません。
よって「⑦結果」が質問に対しての最終的な答えになります。
④対策・キーワードと⑦結果
④対策・キーワードは、「具体的にこれからどう行動していくのか?」という重要なポイントになるので、このカード1枚だけで読み取るのではなく、⑦結果のカード連携して一緒にリーディングして下さい。
ボトムカード
⑦結果と④対策・キーワードの場所には、それぞれ6枚の伏せてあるカードがあります。
その一番下のカード(テーブルに面しているカード)がボトムカードになります。
ボトムカードは必ず見なければならないカードではありません。
それぞれのカードをリーディングした時に、もう少しヒントが欲しいと感じた場合に開いてみて下さい。
ボトムカードに関する記事はこちらにも記載しています
ヘキサグラム・スプレッドの利点
ヘキサグラム・スプレッドは「自分と相手」というように明確に別れているものに対して活用できるスプレッドです。
例えば、
- 私と彼
- 私と仕事
- 私と友人
など、自分と対象を同等な立ち位置でリーディングします。
シンプルに考えられるので活用機会が多いスプレッドです。
ヘキサグラムとは
ヘキサグラムは「六芒星」または「ダビデの星」と呼ばれています。
ユダヤ教の象徴で神の保護を意味します。
また「調和」という意味もあるので、カード1枚1枚を単一で読むのではなく、スプレッド全体を見て感じ取ることも重要です。
全体的に明るい雰囲気がする。ちぐはぐな感じを受ける。というような印象も何らかの意味を持っている事が多いです。
論理だけ、感覚だけ、ではなく、両方を上手に合わせて使えるように、右脳(色・絵柄)・左脳(言葉)を使ってリーディングしていきましょう。